開場しました。 舞台で役者の皆さんが、いつもの稽古に入る前にやっていたアップの披露です。
お客さんは何が始まったんだろうって、感じでしょうか。舞台と客席の仕切りが外れていく時間だったように思います。
やがて、時間となり、お客様の取り置きもほぼ渡されましたので(若干1名遅れていましたが・・・) 丸石先輩のQを受けて、始まりました。影アナはアマチュア演劇では誰もが知ってる中井さん。(Qが突然すぎると中井さんからダメをもらいながら)
舞台は、ブルー舞台で役者は一旦舞台から外へ。
舞監Qで役者は板付きへ照明さんにQを出し、最初の手紙のシーンが始まりました。
このとき、Q出しが不完全で役者さんの出が合わず、照明さんへのキッカケをずらしました。
イントロの手紙のシーンが終わると、気象予報のラジオの声。声の出演は、高本友博さんです。
変わってない故郷の情景が目に浮かんできます。
郵便配達夫の登場です。客席の下手後ろからぐるっと回って舞台上手の階段を上がり、舞台上に現れます。
「いや~暑いですねえ」は、稽古場で五感にたたき込まれた台詞でした。見学した方は解りますよね。
「はい、郵便です。」
この後のやり取りはおもしろかったです。
へろへろの上村登場シーンです。稽古の時は柱が倒れないかとそればかり心配してました。
徳蔵と上村の最悪の顔合わせですがさらっとかわしましたねえ。上村の持って生まれた性格でしょうか。
そして取り繕うあかりさん、この布石は見落としがちでしたねえ。稽古でも。そんな稽古の仕方じゃなかったし。
孫を想う祖父の顔。
マネージャーでしたね。まさに。ちょっと偉そうにしたりして何とも神妙なあかりさんです。
初めて、ピアノの曲が会場に聞こえてくる手紙のシーンです。あかりの気持ちを伝えるオリジナル曲です。この作品のみの使用です。
次の場面です。意気投合した徳蔵と上村はワインを酌み交わし、親交を深めていきます。ほんとに気の合う二人って感じでした。
徳蔵をおちょくる上村。張り合う二人。
先輩後輩関係がちらっと見えたりして・・・。年長者にお酒を注ぐんですから、当たり前です。
このあとワインの瓶を落として割ってしまう上村。どうしたのとあかり。
ワインの瓶を割るの恐かったです。万力に固定して、破片が飛び散らないように、袋の上から、なぐりでたたきました。「がちゃーん」と。
そうなんだ。よかった~。
泊めてくれる?
ほんとに帰っちゃうぞ~。
母宛の手紙を読むあかり。台本上に時間の前後演出がなされているシーンでした。
「お父さんからのラブレターか・・・」台詞が聞こえてくるような表情です。
・・・・?森尾忠司様・・・?
森尾って郵便局の・・・・?
突然こんなお手紙をだすご無礼をお許しください。
「・・・ね、おじいちゃん。お母さん、幸せだったの?」
効果音の海鳴りと風の中 二人の会話は続きます。
自分の心苦しみを祖父に聞いてもらうが、母の手紙が気になりながら
母のこと、自分の名前の由来・・・。
二人の会話は吹きすさぶ風の音の中で、やがて終わるのでした。
明けて翌朝、、母の遺品を整理するあかりのもとへ森尾がやってきました。
母のことを切り出すあかり。
ついには遺品の便せんを森尾に差し出す。
言葉に出来なくても、しなくてもいいときだってあるんです。
待ってください。ひとつだけ教えて。
「それを言っちゃあおしまいよ」の台詞が続きますが・・・・。
あかりの心の中は、母の手紙と森尾の事、そして、自分の歌手としての仕事、また、恋人の孝志の事をと揺れ動くのでした。容量の都合で、3部に分けます。続きは2部です。